投稿日:不明
風呂から上がろうとした。
出口に差し掛かっているときに、意識が自分の頭の中にないことに突然気が付いた。
意識は風呂の天井付近に存在していた。
まるで別人・他人のように風呂で立っている自分を見下ろす視点がそこにあった。
「私はいない」
「自我はない」
という状態とはこのように自分との距離感があるのかと思った。
この視点は、どうしても自分の意識を自分とは思えないような感じだった。
その後、数分してその視点はなくなり、普段の状態に戻った。